Story Seller 2 (沢木 耕太郎ほか) ★★★ [読書]
昨年、感動した「Story Seller」の第2弾。道尾さんが沢木さんに変わっただけです。”面白いお話、再び売ります。”の言葉に偽りはありませんが、前回よりはパワーダウンしたかな。 「マリーとメアリー」(沢木耕太郎)★★★・・・新進気鋭のノンフィクションライターだった沢木さんももう大ベテラン(当たり前だけど)。飛行機の中で飲むカクテルのお話。うまいなぁ。
「合コンの話」(伊坂幸太郎)★★★・・・レーモン・クノーの「文体練習」は知らないけど、面白い試みの短編。でも、伊坂さんはやはり長編の方が持ち味が出るような気がする。
「レミング」(近藤史恵)★★★・・・前回に引き続き「サクリファイス」関連。ロードレースの深さが感じられます。
「ヒトモドキ」(有川浩)★★★★・・・勘弁してよと思いましたが、流石は有川さん。最後まで読んでしまいました(笑)。
「リカーシブル」(米澤穂信)★★★・・・これは長編版も出るらしい。”未来が見える”少年と、血のつながらない姉のお話。
「444のイッペン」(佐藤友哉)★★★★・・・前回の続編。過去を消して生きる土江田と探偵少女が、444匹の犬が消えたミステリーを解く?
「日曜日のヤドカリ」(本多孝好)★★★・・・妻が出かけている日曜日、父娘のところに知らない子供が訪ねてくる。なかなか雰囲気がいい小説です。
娘に借りました。
Story Seller Vol2 2009年 05月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: 雑誌
共通テーマ:本
コメント 0