SSブログ

千両花嫁 (山本 兼一) ★★★★ [読書]

 これも直木賞候補でした。山本作品はいくつか読んでいて結構好きですね。今回は短編連作集です。 老舗の道具屋である「からふね屋」の番頭だった真之介は、自ら道具屋「とびきり屋」を開き、主人(善右衛門)の娘だったゆずと夫婦になった。ただ、善右衛門からの許しはなく、駆け落ちである。なんとか許してもらおうと思い、善右衛門の言った千両を用意して持参するが、一向に許しは出ない。そんな中でも商売がらみでいろいろな事件が起きる。時代は幕末、京には新撰組や各藩の志士たちが集まり、「とびきり屋」にも顔を出す。
 ゆずはさすがに道具屋の娘。目利きだし度胸もある。この夫婦は面白いし、坂本龍馬や高杉晋作、近藤勇らが出入りしていて、その描写がとてもいいですね。ぜひ第2弾も読みたくなるお話です。

 市立図書館で借りました。

千両花嫁―とびきり屋見立て帖

千両花嫁―とびきり屋見立て帖

  • 作者: 山本 兼一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本



2008-08-28 06:07  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。