玻璃の天 (北村 薫) ★★★ [読書]
いまさらですが直木賞候補になったので読んでみましたが、すごくよかったです。”教養”とは何かを思い出させてくれました。
舞台は昭和初期の東京。本が好きで、興味の幅広い、おそらく学習院女子中等科の女学生である花村英子さんがこの本の主役。大学院生の兄や女性運転手の別宮さん(ベッキーさん)をはじめ、女学校のおともだちや晩餐会での会話が時代を感じさせて楽しい。何より、当たり前のように我が国や西洋の古典を知っているところなんか好きだなぁ。自分に足りない点なので、よけいにね。
話は三篇あり、つながっているけど、それぞれの”事件”もあって、飽きさせない。
市立図書館で借りました。
2007-07-20 07:55
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