最愛 (真保 裕一) ★★ [読書]
真保さんの作品は初めてですが、宣伝文句に惹かれて読んでみました。面白くないとはいわないのですが・・・
小児科医の押村悟郎は派遣医師として病院に勤務している。その彼のところにかかってきた電話は、離れ離れになってもう何年も会っていない姉が事故に遭って危篤状態であることを伝えた。姉は銃弾を受けて火傷を負っていた。姉は前日に婚姻届を出していた。相手(伊吹)は過去に妻を殺害した前科のある人間だった。彼は姉の看護の合間に、どうして姉がそういう状態になってしまったのかを探り始める。姉の過去とともに悟郎の過去も・・・。
一気に読めちゃうんですけどね、人の内面もかなり描かれていると思うんだけどね、東野さんの「使命と魂のリミット」を読んだあとだと、物足りなさを感じちゃうんだよなぁ。
市立図書館で借りました。
2007-03-09 00:13
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コメント(2)
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真保作品は,初期の奪取とかホワイトアウトなんかが面白かったので,買って読んでみたのですが,はっきり言って期待外れでした.最初は意外な展開で読まされるのですが,次第にボルテージが下がっていき,ラストはちといただけない展開になってしまってます.やるせなさを出すのは良いのですが,人工呼吸器につながれた患者に筋弛緩剤を打ってもなにもならない,ということを知らないのかな.これが塩化カリウムならまだ話はわかるのですが.最近の医療物のレベルの低さを代表されるようで残念です.
by black jack (2007-04-11 12:06)
black jackさん、はじめまして。そうなんですか。医療の内容の係る部分まではわかりませんが、単純に小説の面白さがどんどん感じられなくなっていく作品だとは思いました。
by kage (2007-04-16 05:42)