ひとがた流し (北村 薫) [読書]
”友情”という表現以上に深く繋がっている、三人の女性とそれを取り巻く夫や娘たちの物語。
石川千波は全国放送のアナウンサー。本人が雑に黒板に書いてしまった”石川”という文字を、”Tom”と読んでしまった先生がいたことから、学生時代からの二人の友人、牧子と美々から千波は”トムさん”と呼ばれている。千波が飼っている牡猫のギンジロー、牧子の娘さき、美々の娘玲、夫の類、そして千波の後輩の鴨足屋(イチョーヤ)良秋。千波は朝のニュースのメインキャスターに抜擢されたのだが・・・。
牧子が美々に言う「・・・男と女だったら、特に夫婦だったら、お互いとは別に、色んなタイプの相手を作られちゃあ困る。・・・でもさあ、同性となると話は違う。・・・色々いていいんだよ。そうだろう?」そうなのかなぁ。そのへんは男性と女性で考え方が異なる気がする。それとも僕だけかな?
”ひとがた流し”は文字通り人の形に紙を切って、願い事を書いて川に流す行事のことです。
市立図書館で借りた
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