フィッシュストーリー (伊坂 幸太郎) [読書]
伊坂作品の単行本(単独)を読破したので雑誌もしらみつぶしに。。。(笑)
二十数年前、現在、三十数年前、十年後と四つに分かれています。が、もちろんそれぞれに何らかの繋がりがあるわけです。というより、はっきり連鎖が、意図しない連鎖があり、それぞれが他人を救うことに繋がっている。面白い。
「僕の孤独が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと獰猛さに、鯨さえ逃げ出すに違いない」
「僕の勇気が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと若さで、太陽の跳ね返った川面をさらに輝かせるだろう」
「僕の挫折が魚だとしたら、そのあまりの悲痛さと滑稽さに、川にも海にも棲み処がなくなるだろう」
小説新潮2005年10月号に掲載されていました。これは短編ですが、近々他の短編と合わせて単行本になるという噂が。。。
2006-11-01 01:09
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