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八月の路上に捨てる (伊藤 たかみ) [読書]

 芥川賞候補になったので読んでみました。面白かったですよ。
 自販機にジュース等を補充する業務を行っている正社員の水城さんとアルバイトの敦のコンビ。女手一つで子どもを育てている水城さんは、今日の仕事でトラックを降りて総務の仕事に移る。一方の敦は大学時代からの付き合いである知恵子との離婚届を明日提出する。特に、敦と知恵子の感情の移り変わりというかその背景についての描写が中心となっている。
 ”遊んでいなんかいねえよ。俺は一時たりとも遊んでなんかいなかったぞ”という敦の独白が印象的。こいつは失敗をいかせないタイプだな、きっと。

図書館で文学界2006年6月号を借りました

文学界 2006年 06月号 [雑誌]

文学界 2006年 06月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/05/06
  • メディア: 雑誌


2006-07-09 06:10  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(2) 
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