SSブログ

コクと旨味の秘密 [読書]

 「科学の目で探検する「美味しさの世界」」なんて書かれているとつい読みたくなってしまいます。筆者は食品・栄養化学の専門家で、最近はおいしい食べ物の満足感を脳内の物質の動きで追う研究をしているとのこと。

 ネズミを太らせるのは実は大変なことなんだそうです。必要なカロリーを摂取すると食べなくなるから。自然に食欲の抑制がかかるそうです。でも、コクのあるものを与えると食べ過ぎてしまうんだとか。人間と同じだね。ビールを飲ませると、やはりドライではなくコクがあるモルトを選ぶとか。こんな話がのっけから出てきますのでつい引き込まれちゃいます。
 その他、コクは三層構造で、コアーのコク、それに付随する第二層のコク、そして精神的な第三層のコクに分けられるとのこと。もっといろいろ面白い話がいっぱいありますので、詳しくは読んでください。
 しかし、”コク”という言葉はよく使うけど、なんでカタカナなんだろうね。和英辞典では、richとかfull-bodiedとか訳しているけど、やっぱりちょっと違う感じですな。コクのある側面だけの表現という感じがしますね。広辞苑にはないみたいだけど、日本語なんだろうなぁ。

Amazonで買った

コクと旨味の秘密

コクと旨味の秘密

  • 作者: 伏木 亨
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 新書


2005-12-01 00:27  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 
節目について”歩くスキー”の写真 ブログトップ

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。