節目について [考え事]
大学院の授業の中で、「tramsition」という言葉が出てきた。本来は、過渡期とか移り変わりという意味であるが、キャリアを考える上では”節目”(「turning point」)というような意味で使われているようです。
人生の節目、仕事の節目、いろいろあると思います。キャリアデザインの話の中では、普段ドリフトしていてもトランジションくらいはデザインしようよ、というふうに出てきましたが、節目ってあとからわかるものじゃないの?って疑問が沸きます。振り返ってみると、あれっあのときが節目だったなってね。
また、「あとになって節目と思う」だけでなく、「いま節目だと思ったことが節目でないか節目の大きさが違う」というようなことがあるのではないでしょうか。例えば結婚は大きな節目だと思っていたのですが、子供が生まれてみると、結婚は大した節目ではなく親になることがはるかに大きな節目になる、というようなことです(この例は実際にそうだと思います。結婚しても考え方は変わらないけど、親になると変わる。もちろん個人的な思いです)。人それぞれの環境によって考え方は違うかもしれませんが、人生観がいっぺんに変わってしまうということはめったにあるものではないと思います。
職場においても、転勤はいつでも小さな節目には違いないのでしょうが、あとから考えるとホントに節目だったというようなことはあまりないのはないでしょうか。仕事の内容よりも、仕事のうえでもだれに出会ったかのほうが大きい節目になると思いますよ。確かに仕事の内容があって、その人に出会うわけなんですけどね。
大事なことは時々振り返ることだということかなぁ。進むだけでなく時々立ち止まる、一歩戻る。そして過去を振り返ったり、この先を考えてみる。そういう時期がtramsition=過渡期⇒節目ということなんだろうね。
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