2016年1月の読書 [読書]
今月は、6冊。
1 「つまをめとらば」(青山 文平) ★★★
今回の直木賞候補作。前回の「鬼はもとより」もよかったけど、今回もなかなか面白い六つの短編集。つながっていそうでつながっていないけど、時代物人情物として楽しく読めました。ただ、ずば抜けた感じはない。それがいいところなのかもしれないが。
市立図書館で借りました。
2 「ヨイ豊」(梶 よう子) ★★★★
これも今回の直木賞候補作。江戸時代末期の絵師、二代国貞=四代豊国こと清太郎が主人公。時代の移り変わりと絵師としての技量、人間関係など、読みやすく楽しめました。
市立図書館で借りました。
3 「異類婚姻譚」(群像2015年11月号から)(本谷 有希子) ★★
こちらは芥川賞候補作。うーむ。読みやすくはあったけど、うーむ。一緒に暮らしていくと似てしまう夫婦の話っていうのかなんなのか。うーむ。
市立図書館で借りました。
4 「間違いだらけの少年サッカー」(林 壮一) ★★
昨年の指導者資格更新講習会で、膳亀先生に勧められて購入。フムフムという話はいくつかあるけど、タイトルと内容が一致しているとかいいきれない。いいネタなので、もっと上手に料理をしてくれれば、という感じです。
たぶん戸田書店で購入。
5 「決戦!本能寺」 ★★★★
以前、「決戦!関ヶ原」を読んで面白かったので、そのシリーズを。7人の著者がそれぞれ別の人物に焦点をあてて書いています。秀逸だったのは、冲方丁の明智光秀。こういう考え方もあるんだ。ここだけでも読む価値があります。
市立図書館で借りました。
6 「死んでいない者」(文学界2015年12月号)(滝口 悠生) ★★★★
今回の芥川賞受賞作。受賞後に読み始めた。意外と面白い。これは新しいという感じがしました。お通夜のあとの家族・親戚の様子を幾人もの登場人物の言葉で紡 いでいるのです。すごく久しぶりに納得した芥川賞作品でした。
市立図書館で借りました。
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