ロスジェネの逆襲 (池井戸 潤) ★★★★ [読書]
池井戸さんの新作。「オレたちバブル入行組」シリーズの第3弾。今回も痛快!
半沢は東京中央銀行から子会社の東京セントラル証券に出向させられていた。そのセントラル証券に、IT新興企業の雄、電脳雑伎集団の平山社長から、同じくIT新興企業の雄、東京スパイラルの買収アドバイザーの話が持ち込まれる。しかし、そのアドバイザー契約は破棄され、東京中央銀行がとってかわることに。複雑な裏がある金融とITの世界の中、半沢は、ロスジェネ世代の部下、森山たちと逆襲を始める。
もう面白くて、一日で読んでしまいました。痛快なサラリーマン小説ですね。「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る。」忘れてはいかんね。
市立図書館で借りました。
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