義烈千秋 天狗党西へ (伊東 潤) ★★★ [読書]
幕末の「天狗党」についての小説。いままで全然知らなかったです。伊東さんの小説は、「城を噛ませた男」に続いてです。
水戸藩の藤田小四郎。父・東湖亡き後に若輩ながら頭角を現し、尊皇攘夷を掲げて立ち上がる。討幕の意志はないものの、筑波山での蹶起は結局、幕府軍と相対することにつながってしまう。水戸藩内での争いで諸生党に後れをとった天狗党は、上州や信州を経て京都を目指すのだが・・・。
理想と現実に挟まれ、その中でも前へ進もうとする小四郎たち。結末がわかっているだけに。。。読みごたえはあります。
市立図書館で借りました。
2012-05-03 17:44
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