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義烈千秋 天狗党西へ (伊東 潤) ★★★ [読書]

 幕末の「天狗党」についての小説。いままで全然知らなかったです。伊東さんの小説は、「城を噛ませた男」に続いてです。

 水戸藩の藤田小四郎。父・東湖亡き後に若輩ながら頭角を現し、尊皇攘夷を掲げて立ち上がる。討幕の意志はないものの、筑波山での蹶起は結局、幕府軍と相対することにつながってしまう。水戸藩内での争いで諸生党に後れをとった天狗党は、上州や信州を経て京都を目指すのだが・・・。
 理想と現実に挟まれ、その中でも前へ進もうとする小四郎たち。結末がわかっているだけに。。。読みごたえはあります。

 市立図書館で借りました。

義烈千秋 天狗党西へ

義烈千秋 天狗党西へ

  • 作者: 伊東 潤
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/01/27
  • メディア: 単行本



2012-05-03 17:44  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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