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オランダ宿の娘 (葉室 麟) ★★★ [読書]

 すっかり大好きになった葉室さんの新作。今回はシーボルトが登場します。

 江戸の長崎屋は、4年に一度、将軍に拝謁するため江戸にやってくるオランダ商館長を泊めるオランダ宿。長崎屋の娘たち、るんと美鶴はカピタン(オランダ商館長)たちが来るのを楽しみにしている。文政五年、商館長のプロムホフは青い目をした道富丈吉を連れてきた。彼は、以前、慕われてた商館長ドゥーフの息子だった。丈吉
とるん、美鶴、京から修業中の沢之助、通詞勉学中の駒次郎は、鷹見十郎左衛門の妻、富貴のために、万能薬”テリアカ”の本物を手に入れようとするのだが・・・。そして、4年後、シーボルトが商館長とともに長崎屋にやってくる。
 シーボルトのほかにも、間宮林蔵や若き日の遠山の金さんが出てきたりして面白いですね。ただ、「いのちなりけり」とはちょっと違って、面白いけど重量感がないかなぁ。

 市立図書館で借りました。

オランダ宿の娘 (ハヤカワ・ミステリワールド)

オランダ宿の娘 (ハヤカワ・ミステリワールド)

  • 作者: 葉室麟
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/03/19
  • メディア: 単行本



2010-04-26 02:28  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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