横道世之介 (吉田 修一) ★★★★ [読書]
本屋大賞の候補になった時点で予約しました。吉田さんの小説は「悪人」とか全然面白くなかったので期待していなかったのですが・・・。
好色一代男と同じ名前の”世之介”は、大学進学で九州の田舎から上京した。ちょっと不思議な世之介にとって、東京はびっくりすることばかりのようである。大学では倉持という友人とともにサンバサークルに入る(倉持の妻となる阿久津唯も)。サークルの先輩からはホテルの夜勤のバイトを紹介してもらう。偶然出会っで一目ぼれした片瀬千春は”高級娼婦”と呼ばれているらしい。その話をしたくて、人間違いで声をかけた、同級生の加藤とは自動車教習所に一緒に入り、そこで与謝野祥子と出会う。この祥子ちゃんがまたいいキャラで面白い。
時々、友人たちの現在が挿入されつつ物語は進み、衝撃的な、駅で人を助けようとしての電車事故が、現在のニュースで流れる。。。
意外とよかった。というか面白かったです。
市立図書館で借りました。
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