船に乗れ!ⅠⅡⅢ (藤谷 治) ★★★★ [読書]
ダ・ヴィンチで前に”プラチナ本”として紹介されたので図書館ですぐに予約した。ようやく届いて、読了。いいよ、これ。本屋大賞の候補にもなっていますね。
僕=津島サトルは高校時代、新生学園音楽科でチェロを学んだ音楽少年だった。音楽の授業、オーケストラ、文化祭のミニコン、そして友人たち。ヴァイオリンの南枝里子との恋。フルートの伊藤やヴァイオリンノ鮎川、チェロを教わる佐伯先生、副科としてピアノを教わる北島先生、そして哲学の金窪先生など、サトルの高校生活は順調に歩んでいるようだった。ところが、2年生の夏、伯父さん夫婦の住むハイデルベルグに行ってチェロを勉強しに行ってから、運命は大きく揺れ動いてしまう・・・。そして大きな過ち。
Ⅰ 合奏と協奏・・・南とオペラ「魔笛」を観に行く約束をするまで。
Ⅱ 独奏・・・北島先生のうちで夜遅くまで弾いたところまで。
Ⅲ 合奏協奏曲・・・3年生時の衝撃のミニコンなどその後。
音楽科の様子を知らないので新鮮だったこともありますが、なんというかせつない青春の足跡です。
市立図書館で借りました。
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