映画「グラン・トリノ」 ★★★★★ [映画]
また記事が遅れてしまいましたが、23日に静岡ピカデリー2で行われた試写会を見てきました。仕事の都合で見に行けないおそれもあったのですが、ギリギリ間に合って最前列で鑑賞できました。ホント見に行くことができてよかった。これは傑作ではないでしょうか。 妻の葬儀で、孫たちの様子に苦虫を噛みつぶした顔をしている、ウォルト(クリント・イーストウッド)。いきなり頑固爺の登場です。子供たちともすぐ喧嘩してしまう彼、ひとり暮らしになった彼のとなりはラオスのモン族の家族が引っ越してきていた。隣家の弱い息子、タオが同じモン族の不良に乱暴を受けているところをライフルで救ったのは、単に芝生を汚されたくなかったからだけだが、強気娘のスーを助けたころからだんだん彼女たちと打ち解けていく。以前、不良にそそのかされてウォントの宝(ヴィンテージカーの”グラン・トリノ”)を盗もうとしたタオの謝罪を受け入れて、家周りの仕事を与えることとし、生き生きとし始めるウォント。
チラシにこう書かれています。 『俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。少年は知らなかった、人生の始め方を。』・・・痺れます。
とにかく見てて面白い。喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、すべて含んだ傑作です。間違いなく、お金を払って映画館で観る価値のある作品です。いや、見逃したら損です。あとでTVで見たら、「映画館で観たかった」と思う作品ですよ。
いまごろですが、クリント・イーストウッド(78歳!)が好きになりました。スーもよかった。
<5月3日追記>
昨晩、MOVIX清水のレイトショーでまた見てしまいました。何度見ても凄い。楽しめるし、哀しめるし、エンディングの余韻と音楽が心に響きます。
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