カシオペアの丘で (上・下) (重松 清) ★★★★ [読書]
本屋大賞では10位でしたが、さすがに重松さん、読ませますよ。 北海道の炭鉱の町だった、北都市という架空のまちの仲良し4人組、トシ、シュン、ユウちゃん、ミッチョ。小学4年生だったら彼らが39歳のとき、東京で起こった悲惨な事件をきっかけに、彼らは再び。。。そして、病気を抱えてしまったシュンは、妻と子を連れて故郷を。。。
少し書けばすべてネタバレになってしまうな。テーマは「ゆるされたい人々」だね。北都市に大きな影響力を持ち続けてきた倉田千太郎は、シュンの祖父。この街で過去に起きた悲惨な炭鉱事故での非情な決断。トシが車椅子生活になってしまった原因も。川原さんの生き方、倉田仙太郎の生き方、シュンの生き方、トシの生き方。。。考えさせられて、とても悲しく、でも暖かい。
市立図書館で借りました。
2008-04-30 22:22
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