借金取りの王子 (垣根 涼介) ★★★ [読書]
以前読んだ「君たちに明日はない」が結構面白かったので、その続編として期待して読みました。
今回は5つの連作短編集でした。リストラ請負会社「日本ヒューマンりアクト」の面接官である、村上真介。前作で恋仲になった年上の陽子との会話を楽しませながら、自主的な退職を勧告された人々の側からの視点も織り交ぜていく。中でも表題作が結構いけてるかな。消費者金融会社の厳しさというかえげつなさというか、そういう環境の中での男女。思わずほろりとさせられます。しかし、真介と陽子のコンビは実にいい。また次の話も読みたいですね。
市立図書館で借りました。
2007-11-12 08:32
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