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エレクトリックな科学革命 (デイヴィッド・ボダニス) ★★★★★ [読書]

 『E=mc2-世界一有名な方程式の「伝記」』(実はまだ読んでいない。。。)の著者による「電気」のお話。電気がどのように取り組まれてきたのか、理解されてきたのか、応用されてきたのか。科学者に焦点をあてた電気の歴史です。これが実に面白い読み物になっています。
 
 電子は導線に沿って、その内部を流れることができる。この知見から、電報、電話、電球、モーターが生まれた。力場という推進力が電子を導線に沿って押しすすめ、また、十分強く揺すってやれば、この力は振動を始め、導線を離れて空間を伝わることもできる波となる。そこから生まれたのが、無線やレーダーであり、最終的には携帯電話に内蔵された。この話は半導体、そしてコンピュータにも繋がっている。
 ジョセフ・ヘンリー、サミュエル・モーリス、アレグザンダー・グレアム・ベル、トーマス・エジソン、J・J・トムソン、マイケル・ファラデー、ウィリアム・トムソン、ハインリヒ・ヘルツ、ロバート・ワトソン・ワット、アラン・チューリングなど著名な科学者たちが人間性豊かに描かれているのもこの本の魅力です。

 市立図書館で借りました。でも、この本は是非購入したいです。

エレクトリックな科学革命―いかにして電気が見出され、現代を拓いたか

エレクトリックな科学革命―いかにして電気が見出され、現代を拓いたか

  • 作者: デイヴィッド・ボダニス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: 単行本


2007-10-31 23:09  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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