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当確への布石 (高山 聖史) ★★★ [読書]

 第5回「このミステリーはすごい!」優秀賞受賞作を大幅に書き直したものだそうです。大賞の「ブレイクスルー・トライアル」がイマイチだったので逡巡しましたが、読んでみたらまぁまぁ面白いですね。
 女性史が専門の大学教授でTVのコメンターも務めていた大原奈津子が、衆議院議員補欠選挙に立候補した。ゼミ生や「日本犯罪被害者サポート協会」の仲間と当選を目指す彼女の前にさまざまな問題が立ちふさがる。「凶悪犯罪抑止連合会」からの推薦状、対立候補の元参謀の登場、雑誌記者、秘書役の清美の過去、そして奈津子自身の過去。妻の恩師である奈津子の依頼を受け、元公安のエースだった平澤栄治が調査を開始したが。。。
 選挙小説ということでの面白さ+ミステリーで読ませてくれますが、人物描写やどうしてそうなるのかと思わせてしまう部分があったり、ちょっと未熟な小説という感はあります。

 市立図書館で借りました。

当確への布石

当確への布石

  • 作者: 高山 聖史
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 単行本


2007-10-07 05:43  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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