第137回の芥川賞と直木賞について [雑記]
そういえばコメントしていなかったです。久しぶりに直木賞は、未読作品が受賞しました。
一度は、候補作発表の段階で全部読んであるという状態を経験してみたいのですが、やはり難しそうです。月にせいぜい10冊程度しか読めないし、それも文芸書ばかり読んでいるわけでもないし、面白くない作品は読みたくないし(笑)。
まず芥川賞。一つも候補作を読んでいなかったのですが、発表前に4つまで読んで、この中では「アサッテの人」だろうなと発言してました。好きなのは「主題歌」の方でしたけどね。まぁ、芥川賞はよくわからん作品が多いからね。
直木賞は事前に読んでいた本が、2/7。最近では一番少なかったですね。「鹿男あをによし」は予約していたけどなかなか来なかったので、結局買いました。「吉原手引草」でしたか。松井さんのことは全然知りませんでした。僕はノンジャンルで読みますが、どちらかというと時代小説は少ない。読んでみれば面白いものが多いのですけどね。図書館の予約がいつ来るのかなぁ。今回は久しぶりに文藝春秋社以外の作品でしたね。
いつも思うのですが、候補作を絞る段階は、いわゆる事務局なんですよね。たくさん本を読んで選ぶようですし、大変な努力だとは思いますが、なぜ候補になるのかわからないものがあったり、なぜぬけ落ちているのかと思わせる作品があったりします。感じ方はひと様々ですが、候補作は専門家の選定5冊と、読者投票の選定5冊から選考委員が選ぶ、とかいう形にしたらどうかなと思いますよ。いまでも納得できないのが、昨年の「チョコレートコスモス」(恩田陸)。候補作にもならないなんて信じられなかった。恩田作品のなかでも抜けた傑作だと思うけどなぁ。
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