ミーナの行進 (小川 洋子) ★★★ [読書]
小川洋子さんの本は「博士の愛した数式」以来でしたが、懐かしく、そして暖かい気持ちにさせてもらいました。
中学1年生になった朋子は、母が今後の仕事のために洋裁学校で学びなおすことになり、一人で母の妹の一家に1年間住むことになった。芦屋にあるその家はとても広く、元は動物園にもなっていた庭に、いまでもコビトカバのポチ子が棲んでいる。ドイツからやってきたローザおばあさん、時々長期間いなくなってしまう伯父さん、雑誌の誤植探しが趣味の伯母さん、スイス留学中の龍一さん、喘息のために体が弱い小学6年生のミーナ(美奈子)、お手伝いの米田さん、庭師(ポチ子係)の小林さん。この芦屋の人々の中で過ごした朋子の1年間の日々は、とても貴重で素晴しいものだったのですね。いろいろなエピソードが、読んでいるこちらまでなんか懐かしく思われましたよ。
市立図書館で借りました。
2007-04-16 05:39
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