また会う日まで (柴崎 友香) ★★★ [読書]
「その街の今は」を読んでから、少し気になる作家です。
仁藤有麻は、1週間の休暇をとって、カメラを片手に大阪から東京に遊びに来た。大学時代の写真部の仲間である”しょうちゃん”のところを拠点?に、”李花ちゃん”や”鳴海くん”、鳴海くんのところで出会ったちょっと変わった”凪子”も含めて、彼らとの何気ない日々が描かれている。この何てことない日常の風景が、柴崎さんの持ち味なんだろうなと思います。人物や風景の描写もあっさりしているようで詳しかったり、印象に残ったりします。
仕事の延長で、ルクセンブルク人のマルコさんと一緒にはとバスに乗って観光するところも面白かったですよ。「江戸は、地名で”ちょう”と読むのが職人などが住む地域で、”まち”と読むのが武士の町」だとは知りませんでした(はとバスのガイドさんから)。
市立図書館で借りました。
2007-02-18 20:46
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こんにちわ。
柴崎友香さん、好きです。
ありふれたシーンをすごくうまい言葉で表現していて、
でもそれは、ほんとありふれた風景で・・
という感じが好きです。
by よろずや「M」 (2007-03-01 11:32)
ありふれた風景、情景を読者に飽きさせずに表現するのは、ものすごいことだと思いますね。うまくいけないけど、もっと読みたくなります。nice!をありがとうございます。
by kage (2007-03-02 07:40)