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螺鈿迷宮 (海堂 尊) ★★★ [読書]

 病院ミステリー?シリーズ第三弾。いよいよ氷姫登場です!
 「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」から主舞台は変わって、碧翠院桜宮病院。「あおいすみれに白百合の花・・・」と昔歌われたことを知る、桜宮出身の天馬大吉(堕ちこぼれ医学生)が主人公です。幼なじみのジャーナリスト別宮葉子、その筋の方である結城の要請を受けて、やむを得ず(笑)碧翠院桜宮病院に潜入。ボランティアのはずがいつの間にか患者に。看護師の姫宮のトロさがすごい。桜宮家の巌雄、華緒夫妻、小百合とすみれ。人物が際立っている。終末期医療の問題を絡めながら、碧翠院桜宮病院の最期のときが近づく。シリーズに欠かせない白鳥室長ももちろん大活躍。田口さんは一瞬の登場ですけどね。いままでの本にも伏線があったみたいなので、今度立ち読みしなおさなきゃ((笑)。面白いけど、このシリーズは順番に読んでください。それにしてもラストシーンは気になる(あれ、違う人なのか!)。続きがあるのかな?
 あー、氷姫の由来は・・・そういうことだったんですかぁ。

市立図書館で借りました。

螺鈿迷宮

螺鈿迷宮

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/11/30
  • メディア: 単行本


2007-02-08 07:36  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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