螺鈿迷宮 (海堂 尊) ★★★ [読書]
病院ミステリー?シリーズ第三弾。いよいよ氷姫登場です!
「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」から主舞台は変わって、碧翠院桜宮病院。「あおいすみれに白百合の花・・・」と昔歌われたことを知る、桜宮出身の天馬大吉(堕ちこぼれ医学生)が主人公です。幼なじみのジャーナリスト別宮葉子、その筋の方である結城の要請を受けて、やむを得ず(笑)碧翠院桜宮病院に潜入。ボランティアのはずがいつの間にか患者に。看護師の姫宮のトロさがすごい。桜宮家の巌雄、華緒夫妻、小百合とすみれ。人物が際立っている。終末期医療の問題を絡めながら、碧翠院桜宮病院の最期のときが近づく。シリーズに欠かせない白鳥室長ももちろん大活躍。田口さんは一瞬の登場ですけどね。いままでの本にも伏線があったみたいなので、今度立ち読みしなおさなきゃ((笑)。面白いけど、このシリーズは順番に読んでください。それにしてもラストシーンは気になる(あれ、違う人なのか!)。続きがあるのかな?
あー、氷姫の由来は・・・そういうことだったんですかぁ。
市立図書館で借りました。
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