夜をゆく飛行機 (角田 光代) [読書]
借りてきてココイチで読み始めて、気がついたら一晩で読み終わっていた。。。
う~ん、うちの娘みたいな読み方をしてしまった(笑)。
角田さんの小説はすっきりしないこともあるので(全部がそうなのかは知らないが、「対岸の彼女」がイマイチだったのでそういう印象がある)実はあまり好きではない。といいながら、これは面白そうだと思って予約していたのだが、読んでみたら結構すいすい読めるし面白いのだが、やはりすっきりはしない(笑)。
谷島酒店の6人家族(父母と4姉妹)の話を末娘の視点で描いているのだが、次女の小説が世に出たことをきっかけに4姉妹はそれぞれの道を歩みだす。それはちょうど21世紀を迎えるとき。でも本当にそれがきっかけだったのかさえわからないけど。ただ、りりこが思うように、その本は”中間の場所”なのかもしれない。そこに行けば、好きな人も嫌いな人も、全部いなくならず揃っている場所。でも、”ぴょん吉”はどうなんだろう?(生まれていたはずの弟をりりこはそう読んでいる)
それぞれの行動の規範はわかるようでありわからないというところ。まぁ、でも家族ってそういうものなのかも。結構お父さんがいい味だしている。
市立図書館で借りた
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