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闇の左手 (アーシュラ・K・ル・グィン) [読書]

 SFの名作ということで読んでみました。
 人類の同盟「エクーメン」からの使節ゲンリー・アイがやってきた惑星ゲセン。そこは”冬”と呼ばれている寒い星。そこの人々は両性具有で周期的にケメルという発情期を迎える。カルハイドとオルゴレインという二つの国で政争に巻き込まれるアイ。
 最初は、なんだ?と思いながら読み始めたのですが、意外と面白くて、さすが名作といわれるだけのことはある。SFはあまり読まないので比較はできないけどね。内容も自分がどこまで理解しているかわからないけど。たぶんもう一度読み返すとよくわかるのかもしれない。それにしても、アイとエストラーベン(カルハイドの元宰相)の大雪原横断行は迫力あるし、二人の心理的変化が良く伝わってくる。この話のメイン部分だと思う。
 アーシュラ・K・ル・グィンはこのシリーズでもう一つ「所有せざる人々」という傑作があるそうです。読んでみたくなりました。シリーズは別ですが、もう一つ有名な作品に「ゲド戦記」があります。

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闇の左手

闇の左手

  • 作者: 小尾 芙佐, Ursula K. Le Guin, アーシュラ・K・ル・グィン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1978/09
  • メディア: 文庫

 

 


2006-09-08 07:25  nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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コメント 2

「ゲド戦記」とは趣が違いますが、大好きな作品です。
by (2006-09-09 12:03) 

kage

灰色猫のミミさん、ありがと。ゲド戦記も面白いのかな。ジブリの映画は見てないけど。
by kage (2006-09-09 20:07) 

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