五稜郭を落した男 (秋山 香乃) [読書]
ここのところずっと幕末にはまっている娘の推薦で読んでみました。司法大臣を務め、日本大学を創設した山田市之允(顕義)の物語です。
この人物のことは全く知りませんでした。吉田松陰の松下村塾に学んだ、たぶん最年少の人物で、桂小五郎(木戸孝允)、久坂玄端、高杉晋作、村田蔵六(大村益次郎)など長州のそうそうたる人々に注目された天才。とても面白かったです。吉田松陰のことば「死んで不朽の見込みがあれば、いつでも死ぬがよい。生きて大業を成す見込みがあれば、いつまででも生きるべきである」もいいですねぇ。そして、果たして松蔭の考えていたことは実現できたのだろうか。出来たように見えていて実は違う、というより長期的にみれば出来たのかもしれないけど、回り道をしたり余分な血を流してしまったのかもしれない。たぶん悪いのは薩摩だったのかな。
話は五稜郭までですが、その後の山田市之允の歩みも詳しくしりたくなりましたし、秋山さんの他の作品も読んでみたいですね。新選組ものをたくさん書いているようです。
しかし、大河ドラマで「新選組!」をやりはじめ、ほぼ同じ頃マンガでも新選組を取り上げたものがあって、うちの娘はそこから幕末ブームに突入したようです。僕もずっと歴史ものは戦国時代ばかり読んでいたのですが、大河ドラマを機に「竜馬がゆく」(司馬遼太郎)を一気に読破し、遅ればせながら坂本竜馬がマイブームになりました。いまは竜馬の「船中八策」が書かれた湯呑みを使っています(笑)。次は高杉晋作ものを読もうかなぁ。
市立図書館で借りました
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五稜郭って函館ですかね??
by ゾウ (2006-01-30 11:34)
ええ、そうですよ。二回見に行ったかな。星型の洋式城郭ですからね。
by kage (2006-01-30 21:29)
ゾウも昨年 行ったんだゾウ!
by ゾウ (2006-02-01 00:42)
あー、いいなぁ。函館はもうかなり長いこと行ってないんですよ。
by kage (2006-02-01 07:32)