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ピアニストが見たピアニスト (青柳いづみこ) [読書]

 最近にわかクラシックファンになりつつある影山さんです。今度はピアニストの本です。取り上げられているのは次の6人。リヒテル、ミケランジェリ、アルゲリッチ、フランソワ、バルビゼ、ハイドシェック。
 著者の青柳さんもピアニスト。今年最初のクローズアップ現代にも出演していましたよ(大好き!モーツァルト)。ピアニストにもいろいろな人がいるんですねぇ。この世界にうとい私が名前を聞いたことがあるのは、恥ずかしながらアルゲリッチくらい。しかもどういう人かは全然知らなかった。基本的にはこんな超一流の方々でも、ステージに上がるときは緊張するんですね(フランソワを除く)。
 音楽用語がわからない点はありますが、結構面白く読むことができました。ピアニストにも光と影があるし、いろいろな苦労があること、その人その人の人間性がよくわかります。ミケランジェリを時期によって聴き比べたくなりましたよ。
 気になるのは、なぜかほとんどみんな煙草を吸うらしいということ。時代がいまとは違うのかもしれないけど、煙草は演奏に悪影響を与えないのだろうか。やはり麻薬なのか(ちなみに僕は煙草が大嫌いです。電車で隣に煙草を吸った後の人が乗ってくると逃げます)。
 超一流は孤独なのかもしれないね。ああ凡人でよかった(負け惜しみ)。巻末に著者のおすすめCD・DVDのリストがあります。今度聴いてみようかな。

市立図書館で借りました

ピアニストが見たピアニスト

ピアニストが見たピアニスト

  • 作者: 青柳 いづみこ
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2005/06/10
  • メディア: 単行本


2006-01-20 13:10  nice!(2)  コメント(5)  トラックバック(0) 
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コメント 5

百合

聴き比べたくなるなんて・・・すごいじゃないですか!
もうすっかりはまっていますよ^^クラシックに♪
演奏にはその人が顕著に現れます。(恐ろしいくらいにね)
そのうち時間が出来たら同じ曲を違う演奏者が演奏しているものを
比べてみてください。結構面白いですよ。
by 百合 (2006-01-20 15:56) 

kage

いやいや聴きくらべてみたいだけで、わかるわけではないですから。
いまはアルゲリッチ(ピアノ)のショパンと、ロストロポービィチ(チェロ)のドヴォルザークを図書館で借りています。
そうですね、徐々に進化していくようにします。
by kage (2006-01-20 17:11) 

ゾウ

何事にも熱心なKageさんにNiceです(*^。^*)
ピアノを弾けることってとってもかっこいいなあって思います。
これを機会に ピアノも習ってみてはいかがでしょう??
へへへ。簡単に言うなあ!って思ったでしょ?
by ゾウ (2006-01-20 18:37) 

kage

そうかなぁ。ただ興味の範囲が広いだけかも。
僕の弟はピアノを弾けてトランペットも吹ける。昔からうらやましかった(けど難何もしなかった)。ピアノ弾けるっていいよなぁと思いますよ。まぁ、簡単にいうなあ!、と思いましたけど(正直者)。
by kage (2006-01-21 05:24) 

ゾウ

やっぱり 思っちゃいましたかあ(笑)
by ゾウ (2006-01-22 00:33) 

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