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魔王(伊坂幸太郎) [読書]

 「死神の精度」がすごくよかったので、期待して読みました。やはり最近の伊坂さんは一味違います。いいですよ。一気読みでした。

 「馬鹿でかい規模の洪水が起きた時、俺はそれでも、水に流されないで、立ち尽くす一本の木になりたいんだよ」  かっこいいじゃん。主人公たちに共感するのは、自分も”群集心理”が嫌いだからかもしれないな。皆が一斉にある方向に進もうという流れには反発したくなる。自分が読んだ本がベストセラーになるのはいいけど、ベストセラーになった本を読むのはイヤ。ひねくれ者ともいう(笑)。いや、例えが悪いかな。もっと世の中のためになることを考えたほうが、この小説にはピッタリだ。

 「死神の精度」のあの人も登場するし、楽しいといっては不謹慎かもしれないけど面白く、そして考えろ、考えろと呼びかけられた気がしました。

静岡市立図書館で借りました。

魔王

魔王

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/10/20
  • メディア: 単行本


2006-01-03 01:19  nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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コメント 2

ゾウ

記事とは 関係ないですが
僕は僕らしくって とってもきにっちゃいました。
by ゾウ (2006-01-03 20:50) 

kage

>ゾウさん、いつもありがとう!
最近自分らしさを見失っている気がするのでね。まぁ、何が自分らしさかっていうのもあるけど、ちょっとがんばってみようかと。
by kage (2006-01-03 22:12) 

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