魔王(伊坂幸太郎) [読書]
「死神の精度」がすごくよかったので、期待して読みました。やはり最近の伊坂さんは一味違います。いいですよ。一気読みでした。
「馬鹿でかい規模の洪水が起きた時、俺はそれでも、水に流されないで、立ち尽くす一本の木になりたいんだよ」 かっこいいじゃん。主人公たちに共感するのは、自分も”群集心理”が嫌いだからかもしれないな。皆が一斉にある方向に進もうという流れには反発したくなる。自分が読んだ本がベストセラーになるのはいいけど、ベストセラーになった本を読むのはイヤ。ひねくれ者ともいう(笑)。いや、例えが悪いかな。もっと世の中のためになることを考えたほうが、この小説にはピッタリだ。
「死神の精度」のあの人も登場するし、楽しいといっては不謹慎かもしれないけど面白く、そして考えろ、考えろと呼びかけられた気がしました。
静岡市立図書館で借りました。
2006-01-03 01:19
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記事とは 関係ないですが
僕は僕らしくって とってもきにっちゃいました。
by ゾウ (2006-01-03 20:50)
>ゾウさん、いつもありがとう!
最近自分らしさを見失っている気がするのでね。まぁ、何が自分らしさかっていうのもあるけど、ちょっとがんばってみようかと。
by kage (2006-01-03 22:12)