脳の中の人生(茂木健一郎) [読書]
脳をめぐる”むずかしい問題”って知っていますか。それは、この上なく複雑であるとはいっても物質に過ぎない脳に、いかにして「心」が宿るのかという問題です。
まったく不思議ですよね。脳があるかないかが人間とコンピュータの違いです。この本の著者である茂木さんの話を3週間ほど前に聞いてきて(その内容もアップしようと思ってるんだけどちょっと忙しくて・・・)、新たに出たこの本を購入しました(前にも茂木さんの本は買ったことがあり、面白かったので今回も話を聞きに行ったんですよ)。
でも内容は脳科学といってもエッセイですから、とてもわかりやすい内容です。そして一つ一つがすべて無駄のないというか、すごく面白いんですよ。「脳は不確実さを好む」からギャンブルが楽しいそうだし、「新しいものを生み出すことは、何かを思い出すことに似ている」とか、「ひらめくためには脳がある程度退屈することも必要」だから毎日同じ道を散歩するのもいい。「愛が人の心を癒す理由」も、愛する人を前にした人間の脳では、自分に有利に事を運ぼうとする知性が一時的にオフになることで説明できるんだって。こんな話が満載ですよ。
是非手にとってみてください。そして興味が持てたら茂木さんのその他の本も読んでください。脳科学の話しは面白いです(講演内容もじきにアップします、たぶん)。
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愛が人の心を癒す理由 ってことで ゾウも今度何か書いてみたいなあって思います。
by ゾウ (2005-12-30 23:02)
いつもNice!ありがとうございます。
是非書いてください。愛が人の心を癒す理由。
いつも打算で動いている脳の中が、打算をしなくなるのが愛。愛ってすごいよねぇ。
by kage (2005-12-31 11:22)