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第10回 静岡 アジア・太平洋学術フォーラム 最終日 [雑記]

 3日目も行ってまいりました(昨日)。仕事としてはかなり大変な部類ですが、観客としてもフル参加すると疲れるものです。特にグランシップの会議ホールの椅子はよくない。長時間座るのには全然向いていないですね。
 午前中は第6セッション「アジア型政治システムは成り立つか」を聴講。猪口孝先生(今年から中央大学教授)が座長で、例によって外国の研究者がずらり揃っていました。面白かったのは、伊豆見元先生(静岡県立大学教授)の北朝鮮はさっぱりわからない国なのに機能しているという指摘と、白石隆先生(政策研究院大学副学長)のミャンマーは最貧国だけど一人当たりのカロリーは安定して増えているという指摘でした。まだまだ知らないことだらけです。
 午後は県民フォーラム「アジアの新しい情勢と日本-対立から共生へ-」で、座長はいつものように竹内宏委員長(静岡総研理事長)。柯隆さん(富士通総研上席主任研究員)の話はとてもわかりやすかったです。いまの中国経済の原動力は”投資”であり、リスク要因は”所得格差””エネルギー””環境”である。このあたりをたとえ話も交えながら説得力のある話でした。佐藤隆三先生(ニューヨーク大学教授)は、所得水準があがると経済行動が同一化すること、豊かな民主主義国家間には摩擦はあっても戦争がないことを指摘。その他、鈴木修さん(スズキ会長)なども中国やインド、そしてミャンマーでの経験を踏まえた話をされ、いつもより面白い県民フォーラムでした。
 
 現在のアジアの課題ってなんだろうと考えてみると、①人口(少子化、高齢化の一方での人口増加)、②都市集中、③エネルギー+環境、④感染症、の4点ではないかと思います。2020年には世界の人口の半分がアジアになります。まだまだこのフォーラムの意義は続きますよ。


2005-12-05 23:44  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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