2015年1月の読書 [読書]
今月は5冊でした(1月31日現在)。
1 「あなたの本当の人生は」(大島 真寿美) ★★★
直木賞候補。前の「ピエタ」は一種独特の作品で、今回も舞台は国内になったが、不思議な味を出している。駆け出しの小説家である國崎真実は、編集者の鏡味に勧められて、人気小説家の森和木ホリーの屋敷で暮らすことになる。そこには、ホリーの世話をする宇城圭子がいた。
市立図書館で借りました。
2 「決戦!関ヶ原」 (伊東潤、吉川永青、天野純希、矢野隆、上田秀人、○方丁、葉室麟) ★★★★
名手たちによる関ヶ原をテーマにした短編集。これは面白いのでお薦めです。
市立図書館で借りました。
3 「九年前の祈り」(小野 正嗣)(群像2014年9月号) ★
今回の芥川賞受賞作。相変わらず芥川賞作品はよくわかりません。それでも読み終えられたのでまだ読みやすいほうなのでしょうけど。私にはこの小説の良さがわかりません。
市立図書館で借りました。
4 「鬼はもとより」(青山 文平) ★★★★
直木賞候補作品。惜しくも受賞はならなかったが、高く評価されたらしい。
たしかにこれは面白い。藩の財政を立て直すために、奥脇抄一郎は藩札掛として関わった経験をいかして、各藩の指南役を生業としている。関わる責任者が、鬼にならねば成功は覚束ない。
市立図書館で借りました。
5 「宇喜多の捨て嫁」(木下 昌輝) ★★★
直木賞候補作品。宇喜多直家をめぐる6作品。梟雄といわれた直家の背景と複雑な勢力争いのなか、生き残るため、そして無想の抜刀術。なかなか面白かった。
市立図書館で借りました。
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