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白蝶花 (宮木 あや子) ★★★ [読書]

 短編3つとそれをつなげる書き下ろしの中編1つ。宮木さんの作品はこれが初めてで、最初の短編は物足りない感じがしましたが、全部読み終えてみるとこれがなかなか。 天人菊・・・菊代と雛代の姉妹は十三と十二で、同じ時に有馬検番に売られたが、仲が悪かった。菊代にはやくざの旦那ができ、その後雛代にも旦那ができたが。。。
凌霄葛(のうぜんかずら)・・・如月泉美は自殺した父に売られ、女学校をやめて三島章太郎の妾となる。ある日、三島の息子に出会い。。。
乙女椿・・・この本のメインとなる中編。酒田から福岡県知事の屋敷に女中奉公にやってきた千恵子は、和江お嬢様の話し相手とあなるが、新しい書生の如月政吉が現れると。。。
雪割草・・・結婚する気がないというか、人と心を交わすことを拒否する令嬢、漆間和江は、ある日身三越デパートで二階堂正文と出会う。。。
 タイトルの「白蝶花」は、花茎が倒れても枯れずに次々と花を咲かせつづけるそうです。フムフム。

 市立図書館で借りました。

白蝶花

白蝶花

  • 作者: 宮木 あや子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本



2008-05-04 16:47  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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