影山さんですよ～: 図地反転（曽根圭介）　★★★: SSブログ

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製鉄天使（桜庭一樹）　★★★｜のだめカンタービレ 23巻（二ノ宮知.. ブログトップ

図地反転（曽根圭介）　★★★　[読書] [編集]

　どこかの書評で気になって読んでみました。曽根さんって静岡県出身なんですね。県内の描写があるとなんかうれしいですね。

　静岡県警富士署の若手刑事、一杉研志はすぐカッとなってしまう癖がなおらない。こどものころから知っている北条警部補に時々小言を頂戴している。沼津署の少女殺人事件の特捜本部に派遣され、容疑者が逮捕されるが、この事件を個人的に追っている元刑事の宇都木と出会うと、かれは真犯人は別にいるという。静岡県東部と神奈川県西部にまたがる類似事件のうち、いくつかは未解決。そして、研志の妹が殺された沼津の事件の犯人として服役していた望月悟は出所していた。事情を探るうち、研志は望月は犯人ではなかったことを知る・・・。
　面白いですけどね、中途半端で読者に想像させるというのは、すっきりしないですね。たぶん、宇都木は真犯人に殺されてしまったかもしれないけど、元刑事がそうやすやすと、という気もするし、特に、「望月は、わずかに唇の端を上げた」というセリフが何を意味しているのか気になります。

　市立図書館で借りました。