鉄の骨 (池井戸 潤) ★★★★ [読書]
池井戸さんの新作です。「空飛ぶタイヤ」の衝撃ほどではないですが、丁寧にかつ実感が伴う描写はさすがです。
富島平太は、大学の建築学科を卒業して中堅ゼネコンの一松組に入社して3年。突然、畑違いの業務課に異動を命じられる。どうやら、尾形常務直々の指名らしい。業務課は”花の談合課”と呼ばれていた。営業課は売上高を、業務課は利益を稼ぐ。兼松課長、西田、理沙とともに平太は業務課の仕事に必死に取り組む。談合に疑問を感じながら、しかし会社の一員として。
もちろん、単なる談合の話ではありません。ゼネコンの必至さはよくわかりますが、やはり技術も大事だということもあらためて感じますね。とても、面白いです。平太の恋愛の行方も気になります。
市立図書館で借りました。
2009-11-14 08:57
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